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頂き物3・アイコン不意打ち編

このページで紹介するのは、イラストではなくドット絵。
鬼雷 昇炎さんがTwitter上で行った企画
「アイコン不意打ち」の対象にして頂いた、
自分の元イラストと鬼雷 昇炎さんのドット絵の比較紹介。
(鬼雷 昇炎さんからの掲載許可は頂いています)

「既存イラストをファミコンと同等の制限下かつ縦横32ドットでアレンジする」
という事が、どれくらい凄い技術や発想であり…
調整がどの程度大変かについても、わたしの視点で多少ながら紹介します。

●鬼雷 昇炎さん
ホームページ「DASTARD」、TwitterID「kirai_s」、pixivID「1552773」

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2013年07月06日(土) のものを使用
2015年09月22日(火) サイトにアップ

鬼雷 昇炎さんが、
pixivにてアイコンをまとめる際に併せて提示する
「ファミコンで出力可能な全色分のカラー」
と定義しているカラーパレット。

ファミコンのハードウェア仕様上、
BGやスプライトを複数重ねない限り
「単一の対象に使用可能な色は透明色1色を含む4色」であり、
氏はこの4色制限の範囲で元イラストを縦横32ドットに落とし込んでいます。
色を正確に割り当てる前の、グレー4階調のバージョンも併せてご紹介。

このページで紹介するのは、
当時アイコンにしていたわたしのイラストが元絵という事で
「gif形式かつ小さな縦横ドット数」、
「2Dのゲームキャラのドット絵っぽい色彩感覚」なので
ドット絵からドット絵への落とし込みにおける相性は
良い方(それでも難しい)と思います。

が、氏はなんと…この莫大な制限下で、
大きなドット数のイラストのアイコンや実写アイコン、
明らかに4色を超えたアイコンも含む
ありとあらゆるタイプのアイコンを
「4色の縦横32ドット」に落とし込んでいました。

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2013年12月30日(月) 鬼雷 昇炎さんが「アイコン不意打ち」実施、公開
2015年09月22日(火) サイトにアップ

●pixiv該当イラストID「40647222」

「アイコン不意打ち」の対象にして頂いた第3弾は、
オリジナルキャラの蟹の女の子・マミ。
ギザギザした口に、フリルに、脚に、色を選定した際の色の同化…
考えるだけで恐ろしい!

元々が小さなドット絵みたいなものなので、
さらに小規模に直すとなれば明らかに高難度。
それなのに、無理の無い仕上がり…3回目が一番驚きました!

小さなサイズのドット絵を多く制作されている、
鬼雷さんの技術力の高さを感じられます。

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2013年08月03日(土) 鬼雷 昇炎さんが「アイコン不意打ち」実施、公開
2015年09月22日(火) サイトにアップ

●pixiv該当イラストID「37703881」

当時のアイコンはオリジナルではなく、
この『ゾイド中央大陸の戦い』のゴジュラス。

元々ファミコンのゲームキャラである所を
自分の絵柄で色やディテールをほぼ増やさず描いたので、
「ファミコン寄りの絵」を氏が
「ファミコンのハードウェア制限で打ち直されるという、
非常にややこしい図式になっていました。

「影になる部分」や「表情のポイントになる線」に主線と同じ黒を残し、
明るくしたり主線が消えたりしても問題の無い部分を
思い切って変更されており、氏の活動を拝見する範囲では
限り厄介なケースに相当するのではないかと思います。

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2013年07月06日(土) 鬼雷 昇炎さんが「アイコン不意打ち」実施、公開
2015年09月22日(火) サイトにアップ

●pixiv該当イラストID「36876539」

はなまる先生をアイコンにしていた時が、
「アイコン不意打ち」の対象にして頂いた初回。
アイコン用に、ここからトリミングや
背景色変更などの加工は少し行っていましたが。

原色バリバリのイラストが元だから色を減らせないのでは…と思いきや、
胸の色を減らしたり、メガネにかかった輪郭の主線を消したり、
細かくも高度なテクニックが
いくつも繰り出されていて驚いた記憶があります。

まつ毛や襟元といった「重要なパーツ」が
極力他の主線に重ならないように調整されているので、
単なる縮小と減色ではない事が分かると思います。

特に…最も凄いと思うのは、
はなまる先生の「右手を口元に持っていく癖」の部分の縮小表現!
表情の情報が口元に集中している状態なので、
「口元に接している部分の手の主線を消す」事で
口元の表情がきちんと見えるようになっている点!

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